テレビアンテナは雪の影響を受けやすい

雪害のうち最も被害が大きくなるのが積もった雪の重みでアンテナが倒壊したり倒れてしまうことです。ある程度の雪の重みには耐えられるように設計されていますが、降雪量や積雪量だけではなく雪に含まれる水分量などによても耐荷重を超えてしまうともあります。このような外的要因によって様々な不具合が生じることなります。
特にアンテナを設置してから数十年経過しているアンテナですとアンテナ本体や固定金具にサビが発生していることが多くかなり劣化が進行していることが大多数となります。こうしたアンテナは、雪の重みによって倒壊する危険度はより高くなることになります。
また屋根に積もった雪が晴天時の直射日光や暖かい日などに屋根から滑り落ちることがあり、この時に雪の重みに勢いがついてしまうことがありアンテナを支える支線を巻き込んでしまう負の連鎖を起こすことがこともあります。支線が滑り落ちる雪に引っ張られてしまってアンテナに被害が出てしまうのが豪雪地帯特有の不具合となっています。
このようにアンテナにおける雪害は、積雪だけでく様々な外部要因で起きてしまいテレビ視聴に影響がある事態になっていくのです。

北海道や降雪地域では毎年３～６ヶ月、雪が降ります。そのため、雪害が起きやすい時期が長く続きます。アンテナの雪害は、暖かい日が続いたり春になって融雪が進むことで不具合に気がつくことがあります。積雪でアンテナに支障を起こしてしまうことが多く、テレビ視聴するためのアンテナに損傷がないか再度確認すること望ましいでしょう。

豪雪地帯で地デジアンテナの設置をする場合

豪雪地帯で地デジアンテナの設置をする場合、以下のような対策を考慮することが重要です。

・強固なアンテナの選択: 豪雪地帯では、大量の雪がアンテナに積もる可能性があります。そのため、頑丈で耐久性のあるアンテナを選ぶことが重要です。アンテナの構造や材料、耐雪性能に注目しましょう。
・高い設置場所: アンテナを高い場所に設置することで、雪が積もる可能性を減らすことができます。アンテナの設置場所は、建物の屋根やポールなど、雪の積もりにくい場所を選びましょう。
・アンテナの傾斜: アンテナを斜めに設置することで、雪が滑り落ちやすくなります。斜めに設置することで、積もった雪の重みによるアンテナの負荷を軽減することができます。
・雪の除去: 雪が積もったら定期的に除雪することが重要です。積もった雪がアンテナを圧迫し、受信の妨げになる可能性があります。定期的にアンテナ周辺の雪を除去することで、受信品質を確保できます。
・専門業者の設置: アンテナの設置は専門的な知識と技術が必要です。特に豪雪地帯では、地形や気象条件に合わせた適切な設置方法が求められます。専門業者に依頼することで、安全かつ効果的なアンテナ設置ができます。

豪雪地帯では、アンテナの設置やメンテナンスに十分な注意が必要です。地元の気象条件や建物の状況を考慮し、適切な対策を講じることで、安定した地デジ受信を確保することができます。