適したアンテナを選ぶ

札幌のアンテナ工事業者

電波レベルにより設置するアンテナが異なってくる

テレビアンテナを設置する場所の電波強度を確認した上で設置するアンテナ選び方をする必要がありますのでご紹介しておきます。地上デジ放送を受信するアンテナには、八木式アンテナ・平面アンテナ・室内アンテナの3種類があります。

八木式アンテナ
八木式アンテナは、主に素子数で受信性能に差がでてきますので、下記の素子数に合わせてアンテナを選ぶとよいでしょう。
強電界地域・4~8素子
中電界地域:14~20素子
弱電界地域:20~30素子
強電界地域であれば、素子の本数が少なくても受信することができますが素子数が多すぎることで電波障害が発生し視聴することができなくなる現象があります。また、弱電界地域であれば素子数が多い弱電界地域用のアンテナを選びましょう。

平面アンテナ
平面アンテナは箱型の形状をしたアンテナで、メーカーによって「デザインアンテナ」「箱型アンテナ」「フラットアンテナ」「薄型アンテナ」「ボックス型アンテナ」などとも呼ばれます。
※ アンテナの主要構造である「導波器」「放射器」「反射器」がボックス内に設置されています。

室内アンテナ
市販されている室内アンテナのほとんどが強電界地域用です。室内アンテナの置く位置などによって電波の受信レベルが強度に差が発生します。電波塔が見える窓で設置するなど、設置場所が限定されることを加味する必要があります。また、中(弱)電界地域であれば、適合する室内アンテナでは、電波レベルが弱く適していません。

平面アンテナの構造や八木アンテナとの比較

平面アンテナ(またはフラットアンテナ)と八木アンテナは、受信や送信のための異なる構造を持つアンテナです。

●平面アンテナの構造: 平面アンテナは、フラットな面状のアンテナであり、一般的には薄く軽量なデザインです。平面アンテナは多数の導波体(パッチや回路)を含み、それぞれが電磁波を受信または放射します。平面アンテナは主にUHF(Ultra High Frequency)帯域の受信に使用されます。
●八木アンテナの構造: 八木アンテナは、複数の要素(主要な2本の要素と複数のリフレクター要素)から構成される指向性のあるアンテナです。八木アンテナは一般的に金属製で、長い要素が放射体(ドライブ要素)として機能し、短い要素が反射体として機能します。八木アンテナは主にVHF(Very High Frequency)帯域の受信や送信に使用されます。

比較すると、平面アンテナと八木アンテナには以下のような違いがあります:

●構造: 平面アンテナはフラットな面状の構造を持ち、薄く軽量です。八木アンテナは複数の要素から構成される指向性のある構造であり、金属製であります。
●使用用途: 平面アンテナはUHF帯域の受信に主に使用されます。八木アンテナはVHF帯域の受信や送信に主に使用されます。
●受信範囲: 八木アンテナは指向性があり、特定の方向からの信号を強く受信します。一方、平面アンテナは全方向からの信号を比較的均等に受信します。
●外観と設置: 平面アンテナは薄くて軽量なため、設置が比較的簡単です。一方、八木アンテナは要素が多くなるため、設置や取り扱いがやや複雑です。

どちらのアンテナが最適かは、使用目的や環境によって異なります。受信希望の周波数帯域や地域の送信塔の位置、設置場所などを考慮することになります。