地デジアンテナの設置を考える

札幌のアンテナ工事業者

平面アンテナについて

平面アンテナ(フラットアンテナ)とは、屋根の上に立てるタイプのアンテナではなく壁面に設置するタイプのアンテナのことで、「フラットアンテナ」・「デザインアンテナ」とも呼ばれているアンテナです。
八木式アンテナと比較すると電波の受信能力が少々劣りますが倒壊のリスクが低く安全性に勝り、雪に対しても倒壊リスクが軽減できデザイン性にも優れていますので、主に豪雪地帯で設置を検討する人が多いアンテナです。

平面アンテナの利点
★建物の外観を損なわず見た目がスッキリしている。
★建物の壁に設置するので屋根を痛めない。
★雪や台風などによる倒壊の心配がない。

平面アンテナの欠点
★設置位置が低いので電波が弱くなりブースターが必要となる場合がある。
★電波塔の方向に建物が建つことで受信レベルが弱くなり影響を受ける可能性が高い。
★地形や建物の影響で地方局やキー局も受信できない場所もある。

平面アンテナは、見栄えがよく風雪の影響をあまり受けないので電波状態が良い建物の場合におすすめです。屋根上のアンテナ設置工事より簡単で作業時間も短く済みますがアンテナの取付位置が屋根よりも低い位置に設置することになりますので受信レベルが低くなります。また、様々な条件で受信レベルが変ってくるので新規設置するときには、十分考慮してからご検討ください。

一連の流れ

平面アンテナの構造

平面アンテナは、二次元的な導体平面に電流を流すことで電磁波を放射または受信します。アンテナには、主に縦波モードと横波モードの二つのモードがあります。縦波モードは、アンテナの長辺に対して電磁波が偏波するモードであり、横波モードは、アンテナの短辺に対して電磁波が偏波するモードです。平面アンテナは、縦波モードによって信号を受信または送信します。

設置条件
平面アンテナの設置条件は以下の通りです。

●屋根の上など風通しのよい場所に設置すること
●地震などの自然災害に強い構造とすること
●雪や風などによる負荷に耐える強度を備えること
●周囲に障害物がなく、電波の伝搬に妨げがないこと
●地盤にしっかりと固定すること

これらの条件を満たすことで、安定した受信環境を実現できます。また、設置場所によっては屋根の耐荷重を超える可能性があるため、設置前に専門業者に相談することが重要です。

平面アンテナを設置するかを迷った時にわ
平面アンテナを設置するかどうかを検討する際には、いくつかの要素を考慮することが重要です。

●使用目的: 平面アンテナは一般的に、特定の周波数範囲での受信または送信を目的としています。設置するアンテナがどのような目的に使用されるかを明確にし、その周波数帯域に適したアンテナであるかを確認しましょう。
●受信環境: 周囲の環境や障害物の有無は、アンテナの受信性能に影響を与えます。周囲に高層建築物や山などの障害物が多い場合は、アンテナの設置位置や高さの選択に注意が必要です。
●空間制約: 平面アンテナは一般的に大きな面積を必要とします。設置場所の空間制約や物理的な制約(例:建物の屋根面積)を考慮し、アンテナの設置が実現可能かどうかを確認しましょう。
●コストと効果: 平面アンテナの設置には一定の費用がかかる場合があります。設置に伴うコストと設置後の効果や利益を比較し、コスト対効果を検討しましょう。

また、平面アンテナと他のアンテナ(例:八木アンテナ)との比較も重要です。八木アンテナは一般的に指向性があり、遠距離の信号受信に適しています。一方、平面アンテナは受信範囲が広く、複数の周波数帯域での受信が可能です。具体的な使用目的と環境に合わせて、アンテナの特性を比較し、最適な選択を行いましょう。