目安として考える必要がある素子相当数

札幌のアンテナ工事業者

平面アンテナの素子相当とわ

アナログ放送からデジタル放送に変って10数年経過し、平面アンテナなどの見た目を重視したデザインアンテナも多く設置されてきています。

見た目には、確かにスリムで外観とも良いのですが、やっぱり素子型に性能では勝てないと考えた方がよいでしょう。本隊性能として20素子相当の平面アンテナというように表記されているものなどがありますが、これはあくまで相当数であって同等性能ということでありません。
アンテナの受信性能には感度が良い時と悪い時の幅みたいなものがあり、仮に20素子の素子型アンテナの悪い時と、平面アンテナの良い時が一緒くらいの性能になるため、20素子相当という表現をしていると考えてください。
つまるところ、総じて平面アンテナは素子アンテナよりも性能が劣っていると考え、環境さえ整っていれば見た目が悪くても、八木式アンテナが最も電波を受信するのに優れていると考えるとよいでしょう。
ただし、電波の強い地域だったり目の前に建物や山などの障害物がないなどの条件が整っていれば平面アンテナでも十分受信が可能で風雪による倒壊リスクもかなり軽減できるようになります。

平面アンテナの素子についての説明

平面アンテナの素子は、アンテナの受信または送信機能を果たす部分であり、電磁波の受信または放射を行います。主要な素子としては以下のものがあります。

・パッチアンテナ素子: 平面アンテナの主要な素子であり、アンテナ面に取り付けられた平板状の導波体です。一般的には金属(銅やアルミニウムなど)で作られており、受信または放射する電磁波の周波数に合わせたサイズと形状を持ちます。
・パッチアンテナ素子の給電部: パッチアンテナ素子は給電されることで電磁波の受信または放射を行います。給電部は一般的に導波線やマイクロストリップ線と呼ばれる伝送ラインと接続され、電気信号の供給を受けます。
・パッチアンテナ素子のグランドプレーン: パッチアンテナ素子の下に配置される導体であり、グランドプレーンと呼ばれます。グランドプレーンはパッチアンテナの効率や指向性を向上させる役割を持ちます。
・フィーダー: アンテナ素子に電気信号を供給するための導線や伝送ラインを指します。フィーダーはアンテナ素子の給電部と接続され、信号の伝送や給電を行います。

これらの素子は、アンテナの設計や周波数帯域に応じて適切なサイズ、形状、材料で製造されます。パッチアンテナ素子は平面アンテナの中心的な役割を果たし、素子の形状や配置によってアンテナの性能や特性が決まります。


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