アンテナレベルを調整する確認項目

アンテナレベルとは、アンテナで受信した電波をテレビで受信したときを数値化したものですのでテレビ機器の周辺で何らかの問題が生じていても数値が極端に下がってしまうことが少なくありません。一般的に多くある不具合は、アンテナからテレビ本体まで接続しでいる同軸ケーブルは、しっかりと接続されていないことでアンテナレベルが下がってしまうことです。
この時に確認する箇所は、ケーブルのコネクタがテレビにしっかりと接続されているかを確認してください。少しでも緩んで入りとトラブルの原因となるばかりかアンテナレベルが乱れる最大の原因となってしまいます。また、壁にアンテナ用のコネクタがあるご家庭では、テレビ側と同様でしっかりと接続されておいるか確認するようにしましょう。
このようなテレビ周辺の同軸ケーブルの問題であれば個人時でも十分に調整することができます。
上記以外では、アンテナを目視で確認するとよいでしょう。
屋根上に設置され突き出す形状である八木式アンテナは、不安定な構造物で風雪などの影響によって曲がってしまったり倒壊したり、雪で受信レベルが低下したり損傷してしまうケースが多いですが、設置からの長年の時間の経過とともに少しずつ劣化や傾倒していくこともあります。このため、テレビの映りが悪くなることとがありますので目視で確認してみてください。

上記以外でしたら、
周辺の電波状況を確認する
テレビ電波は、広範囲に向けて強いレベルで発信されているものですのですが天候などの外的要因で電波障害などが生じる場合には周辺地域一帯で同じようなトラブルが発生します。
アンテナ本体の故障や劣化を確認する
テレビ本体周辺の同軸ケーブルやアンテナの目視でもトラブルが見つからない場合には、アンテナ本体の故障や劣化、ブースターの故障を疑う必要がありますので購入された店舗。または、アンテナ工事店に調査してもらうことになります。

アンテナレベルと品質の違い

アンテナレベルと品質は、受信信号の強さと品質に関係する要素ですが、異なる側面を表しています。

・アンテナレベル: アンテナレベルは、受信アンテナが受信する電波の強さを表します。アンテナレベルは一般にdB（デシベル）などの単位で表され、数値が高いほど受信信号の強さが強くなります。アンテナレベルは、送信局からの距離や障害物の影響などによって変化します。より高いアンテナレベルは、受信信号の強さが高く、クリアで安定した受信が期待できます。
・受信品質: 受信品質は、受信信号のクオリティを表します。これには受信信号のノイズレベル、信号の歪みや干渉の有無、エラー率などが含まれます。受信品質は、受信信号の正確な再現性やデータの正確性に直接影響を与えます。より高い品質の受信信号は、映像や音声のクリアさやデータの正確性を向上させます。

アンテナレベルと品質は関連していますが、同じアンテナレベルでも品質は異なる場合があります。例えば、アンテナが強い信号を受信していても、周囲のノイズや干渉により品質が低下することがあります。また、逆にアンテナレベルが低くても、品質が良い場合もあります。
アンテナの設置位置や向き、アンテナの性能、周囲の電波環境などは、アンテナレベルと品質の両方に影響を与えます。適切なアンテナ設置と調整、品質の高い受信機器の使用などは、受信信号の強さと品質の向上に役立ちます。

アンテナの品質調整
アンテナの品質調整には、以下のような手順があります。

・方向調整: アンテナを適切な方向に向けることで、受信品質を向上させることができます。受信したい放送局の送信方向を確認し、アンテナを微調整します。通常、アンテナには方向を示す目盛りや指針が付いており、それを参考に方向を調整します。
・位置調整: アンテナの設置位置も受信品質に影響を与えます。高い位置に設置することで、障害物の影響を受けにくくなります。建物の屋根や高いポールなどを利用してアンテナを設置し、最適な位置を探ります。
・高さ調整: アンテナの高さも受信品質に影響します。一般的には、アンテナを高く設置するほど、送信塔からの信号を妨げる障害物が少なくなります。アンテナの高さを調整し、最適な高さを見つけます。
・品質確認: アンテナからテレビに接続するケーブルの品質も重要です。ケーブルが老朽化やダメージを受けていないか確認し、適切な品質のケーブルを使用します。また、ケーブルの長さが長い場合は、信号の減衰が起こる可能性があるため、適切な長さに調整することも大切です。

ブースターの使用: 受信信号を増幅するために、ブースターを使用することもあります。特に送信塔からの距離が遠い場合や信号が弱い場合に効果的です。ブースターをアンテナとテレビの間に取り付けることで、受信信号の増幅を行います。
アンテナの品質調整は、場合によっては専門の業者に依頼することもおすすめです。地デジ関連のサポートや専門家のアドバイスを受けながら、最適な受信品質を実現するよう努めましょう。